Centris 610

解説

 CentrisはQuadraの下位シリーズにあたり、ビジネスユースをターゲットに発売されたシリーズです。610は大型ピザボックスが初めて使用された機種で、この筐体はPowerMac 6100まで使用されました。040最低の20MHzのFPU無しCPU、Ethernetの不採用でコストダウンを図っています。また、初めて前面パネルに電源スイッチを配した機種でもあります。フロッピーのイジェクトスイッチと勘違いされたこともあったとか。

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仕様

CPU 68LC040 20MHz バススピード 20MHz
バス幅 32bit L2 キャッシュ 無し
FPU 無し 内蔵電池

3.6V

オンボードRAM 4MB Max RAM 公称  68MB
メモリータイプ 72pin SIMM メモリースロット数 2
FDD 3.5" 1.4MB HDD 3.5" SCSI
PDS 040 PDS 拡張スロット 無し

Tips
PDSアダプター 拡張性を担うPDSですが、高さのない筐体だけにそのまま装着できるカードはEthernetカードくらいです。拡張にはPDSアダプターまたはNubusアダプターが必要になります。
修理
ロジックボードの取り出し方 背面カバーの上側のノッチ2つをあげながらカバーを外します。後はボードを引き出すのみ。
電池の交換 ロジックボード上の3.6Vの電池です。
パワーアップ
メモリー増設

オンボード4MBと32MB SIMM2枚でで最大68MBです。64MB SIMM、128MB SIMMは容量通りに認識できないようです。

FPU増設

標準ではFPU無しの68LC040が採用されています。FPU付きの68040に交換するだけでFPU付きとなります。33MHz版あたりが入手が容易です。Vintage Computer, LLC (2000/11月現在)でもお取り扱いしています。

クロックアップ

電池の横のオシレーターを交換することにより、クロックアップ可能です。交換は大変ですので、右図のような配線で増設することでクロックアップできます。オシレーターの2倍の周波数(図の場合28MHz)となりますが、個体差もありますが30MHz前後が限界のようです。

アクセラレーターアクセラレーター

Sonnet QuadDoubler

PDSを使わずCPUソケットに挿す040のアクセラです。元のクロックの2倍で動作し、50MHzまで動作保証されています。 ノーマルの場合、40MHz動作となりますので上記クロックアップを応用して50MHz動作させたいところです。

Apple PowerPC Card 66

Appleから発売されたPPCカードです。Centris610 & Quadra610用のPDSアダプタが必要となります。元のクロックの2倍で動作しますのでノーマル+PPCカードではPPC 601/40MHzと再弱のPowerMacとなってしまいます。ぜひとも上記クロックアップを併用したいところです。

Daystar PowerPro 100

Centris610 & Quadra610用のPDSアダプタが必要となります。元のクロックの3倍または4倍で動作しますのでノーマル+PowerPro 100ではPPC 601/80MHzとなります。3倍、4倍の切り替えはカード上のジャンパーピンJ2を使います。上側で4倍、下側で3倍となります。

ロジックボード交換

PowerMac 6100と筐体は基本的に同じですので、ロジックボードの移植が可能です。背面ポートの加工が必要となります。

お似合いの周辺機器
Apple Adjustable Keyboard

センター部分が稼働し、大型のパームレストを備えた人間工学に基づく設計のAdjustableキーボード。難点は10キーユニットと併用すると横幅がありすぎて邪魔になる点です。610の筐体なら横が広いのでマッチします。もっとも、610の横幅より更に広いのですが・・・マウススペースも必要だし・・・