Mysticとは、カラクラの筐体にLC575のボードを入れたモデルの開発コードです。結局世に出ることはなく幻の機種となったわけですが、同様の物を作る改造です。
カラクラシリーズのCPUはIIでも68030の33MHz。やはりいろいろ使うには厳しいスペックです。幸運なことにカラクラにはLC575のロジックボードがすんなり入るので簡単に大幅な性能アップが可能です。但しリアカバーは合わなくなってしまうので、自作するかショップのオリジナル品を使う必要があります。また、LC575として起動させるために、上の13インチモードまたはVGA化の改造が必要となります。電源の負担の小さいVGAモードがお薦めです。
改造方法
アナログボードはVGA化します。詳しくは「Dooping Mac」を参考にしてください。そしてLC575に付いていたロジックボードをカラクラに入れます。カラクラ用のシステムでは起動できないのでシステムを再インストールします。これで動作可能ですが、リヤパネルが合わなくなってしまいます。日本のShopオリジナルの蓋が売ってあるのでそれを買うのも手ですが、自作も可能です。
リアパネル製作記
カラクラと575のリアパネルを切って貼る合体作戦を取ります。作戦としては端子の穴は全て575の物を使い、はめ込みのロック部を275を使います。まずは575のシールドを外します。1度外すともう付きませんが気にしない気にしない。そしてトールペイントで使っているジグソーで切断しました。我ながらまっすぐに切れたと喜んびましたが、何と切断時の熱で再び強力にくっついているではありませんか!大失敗。これはカッターで表裏両面から溝を入れて切断するのが正解のようです。575のパネルは残念ながら少しだけ275より大きいので左右両端をやすりで削って調整します。下側のはめ込みの突起は少し位置が違いますがそのまま使用可能です。さらに275の上のはめ込みのロック部と喚起穴部を切り取って強力接着剤で合体させます。ご覧の通り継ぎ目が少し不細工ですが無事完成しました。シールドは575の物を適当に切って接着剤で張り付けました。ここで右側の固定ネジ穴がCS端子と干渉するので切り取るのが正しいんでしょうがめんどくさいので今はまだそのままです。

Mysticで最大メモリ
Mystic はLC 575のロジックボードを使用するため、当然ながら575同様128MBメモリを使って132MBまで増設可能です。ところが、通常の128MBメモリは左側の固定ネジが干渉してしまって、ロジックボードにメモリを装着した状態ではロジックボードが取り付け不可能です。そこで、メモリをロックしない斜めに挿した状態だと、ロジックボードを装着可能です。そして、ロジックボードを装着後メモリをロックする(立てる)と問題なく装着可能です。ロジックボードの取り外しがやや面倒になりますが、指を入れて知恵の輪的にメモリを外せば何とか大丈夫です。
尚、128MB SIMMでもこの方法で装着できないものがあります。Vintage ComputerではMysticでも使用可能な128/64MBメモリを販売中です(2003/1現在) |