SE/30

解説

 最強のモノクロコンパクトマックです。歴代MacでNo.1の人気との声も高い名機です。当時の最高の技術を小さなボディーに凝縮した1台です。SEのコンパクトなボディーに当時最強の68030 16MHzを搭載、メモリースロット8基、さらにFPU、030PDSを標準搭載している豪華さ。現在でも用途を絞れば十分現役で使えまし、パワーアップアイテムも多数あります。


仕様

CPU 68030 16MHz バススピード 16MHz
バス幅 32bit L2 キャッシュ 無し
FPU 標準 内蔵電池 3.6V 円筒型
オンボードRAM 0KB Max RAM(公称) 128MB
メモリータイプ 30pin SIMM メモリースロット数 8
FDD 3.5" 1.4MB HDD 3.5"
PDS SE/30 PDS 拡張スロット 無し

Tips
SEとの互換性 フロントデザインが少々異なりますが、SEとは見かけから想像できる通りかなり互換性があります。
筐体 デザインは異なるが互換性有り
アナログボード 共通
CRT 共通、128K ̄Plusも同じ
ロジックボード 差し替え可能、但しシャシーの違いでPDSカードが付かない場合有り。

生産国について

 

シンガポール製、アイルランド製、USA製があります。USA製の前期型にはソケット式のロジックボードが採用されており、一部のアクセラレーターを取り付けることができます。

電源について

 

SONY製、ASTEC製があります。電源スイッチは黒と白がありますが、メーカーは色では見分けられません。SONY製は内部に出力調整ボリュームがあり、電源の劣化や容量不足にもある程度対応できます。

ROMについて

 

SE/30は32bitパソコンですが、ROMは32bitダーティーでそのままでは8MBまでしかメモリーを認識できません。そこでAppleからはMODE32という機能拡張が用意されており、これによって32bitアドレッシングが可能になります。
IIsiの初期型やIIfxのROMは32bitクリーンでSE/30のROMと互換性があります。これを使うとMODE32無しで32bitアドレッシングが可能になります。但し、使用できるのはSystem 7.1まで。7.5以上はRes Editでシステムの書き換えが必要になります。

PDSについて

SE/30の拡張性を担うPDSスロットですが、IIsiのPDSと互換性があります。IIsi用のカードは多くの場合相互に利用可能です。
修理
筐体の開け方 背面の下側のトルクスネジ2個、上の取手のなかのトルクスネジ2個を外します。もちろんトルクスドライバーが必要ですね。そしてMacオープナーでカポッと開けます。Macオープナーがないとちょっと厳しいですね。
アナログボードの修理

一番多いのがアナログボードの不調です。画面がちらついたり、時々表示しなかったり、かすかに表示したりと症状はいろいろです。

アナログボード交換

SEとSE/30は基本的に同じなので予備のアナログボードと交換というのが一番簡単です。

アナログボード半田割れ 一番多いのがP1コネクター部の半田割れです。半田付けをやり直すだけでかなりの確率で修理可能です。
シマシマック SE/30で多いのが通称シマシマックといわれる現象です。電源オンしても画面に縞模様が現れ起動できない現象です。ロジックボード上のC6コンデンサーの容量抜けが原因の場合が多いです。電解コンデンサーなので同容量のコンデンサーに交換すれば直ることが多いです。
サウンドがならない これもロジックボード上の電解コンデンサーの容量抜けが原因の場合が多いです。C6他周りのコンデンサーを交換しましょう。
電池の交換 ロジックボード上3.6Vの電池です。
パワーアップ
メモリー増設

なんと128MBまでアップできます。4枚ずつセットの増設が必要で
Aバンク>=Bバンク となっている必要があります。またBバンクの方が若干天井が低いので背の高いメモリーは付かない場合があります。
Tipsでも解説したとおり8MB以上の認識にはMODE32が必要です。LINKコーナーのAppleのFTPに置いてあります。

アクセラレーター 各種のアクセラレーターがあります。アダプターの入手が大変困難でしたが、ArtMixさんで新品の入手が可能です。

Daystar PowerCache SE/30
超レア。最高030/50MHz。ソケット式ロジックボードのCPUを抜いて装着する。PDSが他の用途に使用可能。
Daystar Universal PowerCache
こちらは上記の汎用品。アダプターが必要。キャッシュの効果でかなり速くなります。装着は専用のアダプターが必要ですがかなりレアです。
Daystar Turbo 040
最高040/40MHzまでパワーアップします。ノーマルとは異次元のスピードです。尚、最終版ROM4.11以外では日本語環境で問題が起きる場合があります。PowerCacheと共通のアダプターを介して取り付けます。
Diimo 30 for SE/30
現在でも新品の入手が可能。030/50MHz。このカードはPDSに直接装着可能でアダプター不要。また、カード上部にパススルーコネクターがあるので他のPDSカードと共存可能。Vintage Computerで新品をお取り扱いしています。(2000/11現在)
ビデオカード

VimageやRaterOps 264などが定番です。ここでは幻のアイテムとの声が高いXceed ビデオカードを紹介します。 8bitカラーと24bitカラーの2種類あります。取り付けはXceedのみならPDSに挿してモニター端子を付けるだけで非常に簡単です。グレースケールアダプターは配線が多くて少し苦労します。外部モニター使用時は1670万色 640*480 + 内蔵モニター白黒のツインモニターとなります。外部モニター使用時は内蔵モニターはグレースケール表示できません。内蔵モニターのみの時は256階調のグレースケール表示となります。下はグレースケール表示の時のScreen shotです。ゴミ箱の輝きが違うでしょー。Screen shotはクリックすると現物大になります。

参考にグレイスケールアダプターの結線図を載せておきます。

お似合いの周辺機器
GS キーボード
コンパクトなSE/30にはコンパクトなGSキーボードがよく似合います。
CD SC
座布団にレトロな等速CD、CD SCが似合います。写真はCD SC plus。