Macintosh LC 575

解説

 040/33MHzの狛犬型一体型Mac最速のCPUに、美しい表示のトリニトロンモニター、VRAM 1MB搭載で標準で32000色表示と高性能低価格で大人気となった機種です。改造がしやすいこともあり現在も根強い人気です。


仕様

CPU 68LC040 33MHz バススピード 33MHz
バス幅 32bit L2 キャッシュ 無し
FPU 無し 内蔵電池

4.5V

オンボードRAM 4MB Max RAM 公称  36MB
メモリータイプ 72pin SIMM メモリースロット数 1
FDD 3.5" 1.4MB HDD 3.5"
PDS LC III PDS 拡張スロット 無し

Tips
HDD 50pinのナローSCSIドライブなのですが、SCSI/電源共用コネクターを介して筐体側のソケットに挿入する構造となっています。従って共用コネクターとSCSI/電源のピッチが同じでないと装着できません。これでは、最近ただでさえ入手しにくくなった手頃なナローSCSIドライブの幅が限られてしまいます。
筐体側のソケットはノッチを外すと簡単に外れます。SCSIのケーブルは、標準的なオス側ケーブルを共用コネクターに挿す構造となっています。そうなんです、ソケットを外してしまえば、直接HDDにSCSIケーブルをさせるのです。ケーブル長は十分長いので脱着も問題ありません。残るは電源ケーブルですが、これはソケットから切り離して脱着に十分な余裕長を見込んで延長してやればOKです。これで、電源容量の許す限り、全てのナローSCSIHDDを使用可能となります。
修理
ロジックボードの取り出し方 背面カバーの上側のノッチ2つをあげながらカバーを外します。後はボードを引き出すのみ。
電池の交換 ロジックボード上の4.5Vの電池です。
パワーアップ
メモリー増設

オンボード4MBと32MB SIMMで公称最大36MBです。64MB SIMM、128MB SIMMも認識可能で最大132MBまで増設可能です。メモリーによっては認識できないものもあるので、LC 475対応のものを選んだ方が無難です。Vintage Computer では対応品を取り扱いしています。

FPU増設

標準ではFPU無しの68LC040が採用されています。FPU付きの68040に交換するだけでFPU付きとなります。33MHz版あたりが入手が容易です。Vintage Computer, LLC (2000/11月現在)でもお取り扱いしています。

クロックアップ

クロックオシレーターの増設により、40MHzまたは43MHzくらいまでクロックアップ可能です。詳しくはチューニングのバイブル「Doping Mac」をご覧ください。

SVGA表示

標準では640X480のWYSWYG表示で13インチトリニトロン内蔵モニターは非常に美しい表示をします。しかし、表示領域が狭いのも事実。800X600表示になると使い勝手は大幅にアップします。偶然にも640X480 13インチモードと800X600 SVGAは電圧、周波数とも非常に近いのでモニターの調整で表示可能になります。また588ロジックはSVGA表示を元々サポートしているので、モニターセンスラインをSVGAモニターに設定するだけでSVGA出力するようになります。具体的な改造方法は、チューニングのバイブル「Doping Mac」をご覧ください。

アクセラレーター Daystar/Apple PowerCard 66/100

DaystarとAppleから発売されたPPCカードです。Apple製はOEM品で同じものです。
Apple では本カードは588非対応としていますが、実際は問題なく使用できます。100MHz版はDaystarのみです。66MHz版は元のクロックの2倍、100MHz版は3倍で動作します。尚、メモリーは残念ながら36MBまでしか認識できません。
ロジックボード交換

カラクラ改造で有名となったCodycepsやAlchemyへのロジックボード交換も不可能ではありません。手順はカラクラPPCに準じますので、詳しくはチューニングのバイブル「Doping Mac」をご覧ください。

お似合いの周辺機器
Ethernet Card LC III PDSスロットに挿すEthernetカードが利用できます。最新機種とのファイルのやりとりも楽チンです。