Macintosh Performa 588 (LC 580)

解説

 アメリカではLC 580の名で販売されました。性能、外観、スペックともLC575と非常に似ていますが、ロジックボードは630系のロジックボードを利用しており内部的にはかなり異なります。また、狛犬一体型の特徴だった美しい表示のトリニトロンモニターに変わり、コストダウンのためシャドーマスク管が採用されました。本機のシャドーマスク管は曲面がきつく、金魚鉢とニックネームがつきました。もちろん表示品質は大幅に落ちています。


仕様

CPU 68LC040 33MHz バススピード 33MHz
バス幅 32bit L2 キャッシュ 無し
FPU 無し 内蔵電池

3.6V

オンボードRAM 4MB Max RAM 公称  52MB
メモリータイプ 72pin SIMM メモリースロット数 2
FDD 3.5" 1.4MB HDD 3.5"
PDS LC III PDS 拡張スロット 無し

Tips
メモリースロットについて メモリースロットは2つありますが、1つは通常の2バンクスロット、もう1つは1バンクメモリー専用のスロットです。72pin SIMMの場合4、16、64MBが1バンクメモリーで、他のメモリーを装着しても半分しか認識されません。
修理
ロジックボードの取り出し方 背面カバーの上側のノッチ2つをあげながらカバーを外します。後はボードを引き出すのみ。
電池の交換 ロジックボード上の4.5V角形の電池です。
パワーアップ
メモリー増設

オンボード4MBと32MB SIMMと1バンク専用スロットに16MBで公称最大52MBです。64MB SIMM、128MB SIMMも認識可能で何と最大196MBまで増設可能です。メモリーに関しては68K最強です。メモリーによっては認識できないものもあるので、LC 系対応のものを選んだ方が無難です。Vintage Computer では対応品を取り扱いしています。

FPU増設

標準ではFPU無しの68LC040が採用されています。FPU付きの68040に交換するだけでFPU付きとなります。33MHz版あたりが入手が容易です。Vintage Computer, LLC (2000/11月現在)でもお取り扱いしています。

クロックアップ

チップ抵抗の移動によりコスト0で40MHzのクロックアップが可能です。

R153
R155
R156
R149
33MHz
実装
非実装
実装
非実装
40MHz
非実装
実装
非実装
実装

 

モニター解像度

標準では640X480のWYSWYG表示固定。画面が小さいのが難点ですね。LC575では比較的簡単な改造でSVGA表示(800x600)が可能ですので、588でも応用できそうです。ところが実際には、LC575のSVGAと588のSVGAは周波数が違い同期が取れません。お手軽改造では、残念ながら解像度アップは不可でした。

アクセラレーター Daystar/Apple PowerCard 66/100

DaystarとAppleから発売されたPPCカードです。Apple製はOEM品で同じものです。
Apple では本カードは588非対応としていますが、実際は問題なく使用できます。100MHz版はDaystarのみです。66MHz版は元のクロックの2倍、100MHz版は3倍で動作します。尚、メモリーは残念ながら36MBまでしか認識できません。
ロジックボード交換

元々630系のロジックボードなので、無改造でCodycepsとGazelleのPPCロジックボードを入れることができます。特にGazelleは高性能なのでお奨め。またAlchemyも3.3Vの電源供給のみで使用可能になります。Alchemy/Gazelle化すればG3化も可能。この点は575より改造しやすいです。GazelleのG3化は、Alchemy同様3.3Vの供給が必要となります。

お似合いの周辺機器
ビデオカード 内蔵モニターは表示品質が今一なので、サブモニターとして使って外付けモニターをメインモニターとして使うのはいかがでしょう。ツインモニターは大変便利です。これにはLC III PDS用のビデオカードが必要になります。写真はMicro Conversion社の1724PDビデオカード。832x624でフルカラー表示が可能になります。他のLC III PDSを持つMacでも使用可能。