Macintosh Quadra 605

解説

 040シリーズ最高峰のQuadra ですが、この機種はちょっと変です。Quadra お約束のFPUやEthernetが付いていません。姉妹機のLC 475と筐体は違いますが、ハード的には全く同一です。まさに名ばかりのQuadraですが、日本未発売でLC 475よりデザイン的にスッキリしていることもあり、隠れた人気があります。

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仕様

CPU 68LC040 25MHz バススピード 25MHz
バス幅 32bit L2 キャッシュ 無し
FPU 無し 内蔵電池

3.6V

オンボードRAM 4MB Max RAM 公称  36MB
メモリータイプ 72pin SIMM メモリースロット数 1
FDD 3.5" 1.4MB HDD 3.5"
PDS LC III PDS 拡張スロット 無し

Tips
電源

電源の+5Vが3.25A, 3.75A, 4.75Aのものが存在します。もちろん大きいほどアップグレードに有利です。

電池切れ

電池切れになると、起動できません。また他の機種よりも電池の消耗が早く電池切れが起きやすいです。電池切れで起動不能になる初めての機種で、当時は大騒ぎになりました。(原因不明でロジックボード交換されたものも多かったようです。)
背面スイッチを素早くオンオフオンとすると、電池切れでも起動できます。その場しのぎに過ぎませんが、起動不能が電池切れかどうかの確認手段として利用できます。

修理
筐体の開け方 トップカバー後部両端のノッチを引き上げながらカバーを外します。超簡単です。
電池の交換 ロジックボード上に3.6Vの電池です。電池切れで起動不能になります。
パワーアップ
メモリー増設

オンボード4MBと32MB SIMMで公称最大36MBです。64MB SIMM、128MB SIMMも認識可能で最大132MBまで増設可能です。メモリーによっては認識できないものもあるので、LC 475対応のものを選んだ方が無難です。Vintage Computer では対応品を取り扱いしています。

FPU増設

標準ではFPU無しの68LC040が採用されています。FPU付きの68040に交換するだけでFPU付きとなります。33MHz版あたりが入手が容易です。Vintage Computer, LLC (2000/11月現在)でもお取り扱いしています。

V-RAM増設

標準256KBx2から512KBx2にアップグレード可能です。832*624で32000色表示が可能になります。

クロックアップ

クロックアップはLC 475の醍醐味です。改造のバイブル「Doping Mac」に詳しく解説してあります。

33MHz

チップ抵抗の移動により費用0でクロックアップできます

R21
R22
R25
R24
25MHz
実装
非実装
実装
非実装
33MHz
非実装
実装
非実装
実装
40MHz

別の抵抗の並べ方で理論上40MHzのクロックアップができるはずですが、実際にはクロックジェネレーターがついてこれず、起動できません。そこでクロックオシレーターを別途増設してクロックに注入することで40MHz化を可能にします。実際にはここで作った周波数を2倍にするクロックドライバーがついてこれず、38MHz位の動作になります。私の場合、起動直後39.2MHzで時間とともに37.2MHzまで下がります。これでもベンチマークで約50%の性能アップになります。クロックドライバーを交換して42MHzまでクロックアップする方法も公開されていますが、効果と手間と費用を考えると私はこの約38MHz化をお薦めします。


アクセラレーター Daystar/Apple PowerCard 66/100

DaystarとAppleから発売されたPPCカードです。Apple製はOEM品で同じものです。
Apple では本カードは588非対応としていますが、実際は問題なく使用できます。100MHz版はDaystarのみです。66MHz版は元のクロックの2倍、100MHz版は3倍で動作します。尚、メモリーは残念ながら36MBまでしか認識できません。
お似合いの周辺機器
Quadra 605 LC 475では、前足が高いので積み重ねは2段が限度で不安定です。Quadra 605はフラットなので何段でも積み重ねできます。040パワーで結構使えるので、積み重ねて有効利用してはどうでしょう。