Quadra 650

解説

 040 最高峰Quadraのシリーズの中堅機です。筐体は不評だったIIvi/IIvxのものを引き継いでいます。不評な筐体ながら、機種としてはそれほど悪い評判を聞かないのは、040パワーに3基のNubusスロット、4基のメモリースロット、Ethernet標準装備と内容的に充実していたからではないでしょうか。 尚、このロジックボードはWombatのコードネームが付いています。姉妹機Centris 650とはクロック周波数のみの違いで、あまり差別化が図られていません。

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仕様

CPU 68040 33MHz バススピード 33MHz
バス幅 32bit L2 キャッシュ 無し
FPU 標準 内蔵電池

3.6V

オンボードRAM 8MB Max RAM 公称  136MB
メモリータイプ 72pin SIMM メモリースロット数 4
FDD 3.5" 1.4MB HDD 3.5" SCSI
PDS 040 PDS 拡張スロット Nubus x 3

Tips
電源

IIci、Quadra 700と同系統の電源ですが、CD-ROM搭載のため電源が強化されており7100と共通のものを使っています。そのため、IIciやQuadra 700 の強化電源として利用可能です。

修理
筐体の開け方 背面真ん中上部のマイナスネジを緩めて筐体カバーを手前に引き抜きます。かなり固いので気合いが必要です。金属シャーシで指を怪我しやすいので要注意。
電池の交換 ロジックボード上に3.6Vの電池です。
パワーアップ
メモリー増設

オンボード8MBと32MB SIMM4枚でで最大136MBです。64MB SIMM、128MB SIMMは容量通りに認識できないようです。

クロックアップ

Nubus横のオシレーターを交換することにより、クロックアップ可能です。交換は大変ですので、右図のような配線で増設することでクロックアップできます。オシレーターの2倍の周波数(図の場合40MHz)となります。個体差により、40MHz以上でも安定動作する場合もありますが、36MHzくらいが限界の場合もあります。
また、R151チップ抵抗を外してR152に1.2kΩ のチップ抵抗を付ける必要があります。これをやらないと、シリアルポートが使えなくなります。

アクセラレーターアクセラレーター

Apple PowerPC Card 66

Appleから発売されたPPCカードです。元のクロックの2倍で動作しますのでノーマル+PPCカードではPPC 601/50MHzとなってしまいます。ぜひとも上記クロックアップを併用したいところです。

Daystar PowerPro 100

元のクロックの3倍または4倍で動作します。3倍、4倍の切り替えはカード上のジャンパーピンJ2を使います。上側で4倍、下側で3倍となります。1MBのL2 Cacheを搭載しておりかなり速くなります。

Daystar PowerPro 80

元のクロックに関係なく、80MHzで動作します。カード上に64bit busの72pin SIMMスロットが4つありPPCの能力を最大限に発揮できます。メモリーは2枚セットでの増設が必要になります。80MHz動作ながらオプションのL2 Cacheを搭載すれば100MHz版より高速な動作が期待できます。

ロジックボード交換

PowerMac 7100と筐体は基本的に同じですので、ロジックボードの移植が可能です。背面ポートの加工が必要となります。

お似合いの周辺機器
AAUI Ethernet トランシーバー

Ethernet標準なので、今でも使い道が広いですね。端子がAAUIでRJ-45コネクタを直接つなげないので、トランシーバーが必要になります。