熱烈なファンの多いG4
Cube。G4パワーと言えど、OS X時代には性能的にやや物足りないのも事実。パワーアップで効果的なメニューの一つが、ビデオカード交換です。特に標準のRage
128はQuartz Extreme非対応のため、対応するビデオカードに交換すれば効果抜群。また、TwinView対応カードに交換すればツインモニターも可能です。しかし、ビデオカードの選択は、筐体の制約や冷却の問題からノウハウが必要です。
1. ビデオカード選択の指針
ビデオカードスロットはAGPです。だったら、選択も簡単そうですがCubeならではの気を付けないといけない点があります。
注意する項目 |
高さ |
物理的サイズ |
幅、長さとも制約があります。特に幅がポイント |
ブラケットの形状 |
一般のAGP用のブラケットとは異なるCube専用です |
冷却 |
ファンレスのキューブだけに、高発熱のカードは要注意 |
2 物理的サイズ
Geforce4 MXやRadeon 8500などは幅が広すぎて、電源基板に干渉してしまい使えません。また、Geforce4 Tiは長すぎて一目見ただけで入るわけがないという感じです。
ビデオカード |
問題点 |
NVIDIA Geforce4
MX, Radeon 8500, Radeon 9000 |
幅が広すぎて、電源基板に干渉してしまい使えません。 |
Radeon
32MB Mac Edition |
純正のRadeon
Cubeに近いスペックのリテール版です。上記のカードより幅も狭く使えると想像したのですが・・・ 僅かに幅が広く使えません。ただし、カードを一部削れば使用可能。 |
Geforce4Ti |
一目で長すぎ |

|
左:Cubeに装着不可能なNVIDIA
Geforce4/64MB、右:Cubeに装着可能なNVIDIA Geforce2/32MB
幅の違いで、 Geforce4 他多くのカードは装着できない。 |
3. Cubeで装着できるカード
以下、Vintage Computerが確認しているCubeで装着できるビデオカードです。
ビデオカード |
出所 |
VRAM |
描画性能 |
ツイン
モニター |
発熱 |
BKT
互換性 |
総合 |
備考 |
ATI Rage 128 Pro |
Cube 純正品 |
16MB |
1 |
X |
1 |
- |
1 |
標準カード。Quartz Extreme非対応で、性能的にショボイ |
ATI Radeon Cube |
Cube 純正BTO品 |
32MB |
3 |
X |
2.5 |
- |
3 |
BTO オプションです。Fan付き |
NVIDIA Geforce
2/32 |
Cube 純正BTO品 |
32MB |
3.5 |
X |
2.5 |
- |
3.5 |
純正BTOカード。大型放熱板付き |
ATI Radeon Fanレス |
タワー型純正品 |
32MB |
3 |
X |
3 |
O |
3 |
純正BTOカードとFan以外は基本的には同じです。 |
ATI Radeon 7500 |
タワー型純正品 |
32MB |
3.5 |
O |
3 |
X |
4 |
TwinViewにも対応しており、実用面で優れています。 |
| NVIDIA Geforce 2/32 |
タワー型純正品 |
32MB |
3.5 |
X |
3 |
O |
3.5 |
TwinViewが必要なければ、使いやすいカードと言えるでしょう。 |
| NVIDIA Geforce 2/64 |
タワー型純正品 |
64MB |
4 |
O |
3 |
X |
5 |
TwinView対応、VRAM 64MB、発熱もそこそこでベストチョイスと言えるでしょう。 |
NVIDIA Geforce
3 |
タワー型純正品 |
64MB |
5 |
X |
5 |
O |
3 |
ファン付きですが、発熱が大きくCubeでは別途放熱対策が必須です。性能的にはベストなので、上記カードで物足りない場合は発熱体策を施した上で使用しましょう。 |
描画性能/総合は独断的5段階評価で数字が大きいほど性能良 BKT:ブラケット
発熱は独断的5段階評価で数字が大きいほど発熱大 |
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左から、Cube標準ATI Rage
128、ATI Radeon Fanレス、ATI Radeon 7500、NVIDIA Geforce
2/64、NVIDIA Geforce 2/32、NVIDIA Geforce 3
これらのカードはいずれもApple純正品のため、入手は非常に困難です。Vintage
Computerでは上記カード各種取り扱っております(2003/6現在)。全カード取り扱い実績あり。 |
4. ブラケットについて
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3の表でブラケットに互換性のあるカードは、元のカードとブラケットを交換してしまえばいいわけです。問題はRadeon
7500とGeforce 2/64。左の写真のようにVGA穴位置が異なり、元のカードはつきません。
方法1:元のブラケットの穴を拡大し、取り付けます。ヤスリで拡大可能ですが結構大変です。 |
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方法2
ブラケット無しで、そのまま付けてしまいます。 固定が甘くなりちょっと不安ですが、Vintega Computerの実績では特に問題なく使えています。
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5. 発熱対策について
| 発熱対策の必要性の有無 |
Cube純正BTOのNVIDIA Geforce 2/32の2.5並を確保すれば安心です。NVIDIA
Geforce 3はFanと放熱板が付いていますが、発熱がハンパでないので、追加の冷却が必須です。
上記表で発熱が3となっているカードが、発熱対策が必要かどうか微妙なところです。NVIDIA
Geforce 2/32に関しては、発熱上タワー用とCube用の違いは放熱板の大きさのみ。できれば、放熱板の大型化などの対策を施したいところですが、純正品は安全マージンがしっかり取ってあるのも事実。Vintage
Computerで450MHzモデルで上記の発熱が3のカードをそのまま使用したところ、いずれも長時間の使用で特に問題はありませんでした。また、お客様のレポートでも大半は特に問題は起きておりません。
とは言え、500MHz CPU、夏場空調の無い部屋、など厳しい条件が重なるケースでは発熱対策を実施する方がよいでしょう。 また、個体差・環境差もありますので、様子を見ながら対策を施すのが良いかもしれません。 |

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| 左:Cube純正NVIDIA Geforce
2/32、右:タワー用純正NVIDIA Geforce 2/32。なぜか、Cubeのカードのブラケットが換わっているのは気にしないでください。 |
| 発熱対策の方法 |
大型の放熱板を取り付けるか、Fanを取り付けるかになります。Fanは上下方向にはほとんどスペースがないので、左右方向に風を送れる構造のものがベストです。Geforce3の構造(GPUにFan、VRAMチップに放熱板)が参考になります。Fanの電源は、HDDから分岐させるかメモリスロット脇のJ2コネクタ(3.3V)を使用すると良いでしょう。
また、メインファンの追加も全体の冷却を改善するという面で効果が期待できます。 |
その2 取り付け編 その3 安価なカードを使う
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