| その3 - Cubeに安価なQuartz
Extreme 対応ビデオカードを装着する |
Cubeにほぼ無改造で使用できるQuartz Extreme 対応カードは、その1で示したとおり全てApple純正のOEM品です。Power
Mac G4から取りはずされたもののみのはずで、流通量が限られます。弊社でもお取扱いしておりますが、取り扱い数も限られますし、ある程度の価格となってしまいます。そこで、より安価なリテール版のビデオカードを装着してみようと言うのが、本ページの主旨です。
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ビデオカードはATI
Radeon 32MB AGP Mac Edition
狙いを付けたカードは、リテール版の ATI Radeon 32MB
AGP Mac Edition です。上は、Cube BTO オプションの純正Cube
Radeon、下がリテール版です。
GPUは同じRage 6、32MB VRAM、ファン付きと、共通点が多く見た目もかなり似ています。一番目立つ違いは、ポートの違いです。純正がADC
+ VGAとなっていますが、リテール版はDVI + VGA +S-Videoとなっています。
実際のところスペック上の違いはポートの違いのみで、ビデオ性能は同一と考えていいでしょう。もちろん、Quartz
Extreme の推奨環境を満たしています。
懸念される問題点は、ポートの位置と物理的サイズです。
ビデオカード仕様比較
カード |
GPU |
VRAM |
ツイン
モニター |
ポート |
Radeon Cube |
Rage 6 |
32MB |
非対応 |
ADC, VGA |
リテール版 |
Rage 6 |
32MB |
非対応 |
DVI, VGA, S-Video |
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ポート位置の違い
Radeon Cubeとリテール版を並べてみました。VGAポートがかなり下に付いているのが気になりましたが、ADCの取り付けネジ部でVGAのコネクター部はクリアできそうです。ただし、ネジ部はケースに干渉しそうです。取りあえず、右のネジを外せば行けそうです。
S-Videoは使えないだろうと諦めていましたが、これを見ると行けそうです。
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物理サイズの違い
長さは同一です。高さは、リテール版が若干大きくなっています。とは言え、Geforce
4やRadeon 8500などと比べると高さはずっと小さく、希望がもてます。
取り付けようとするとやはり高さの違いが災いして、取り付けできません。電源ボードと干渉してしまいます。
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干渉するポイント
AとBのポイントが隙間が小さく干渉してしまいます。特にAが致命的。Bはギリギリアウトです。
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加工
当たる部分は削ってみましょう。
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取り付け
無事取り付けができました。右上のビスも穴位置が同じなので、しっかり固定できます。(ステーの壁は要折り曲げ、その2参照)
取り付けは、ギリギリだけに知恵の輪的です。次の手順が一番スムースです。
1. ビデオカードの後ろ側を筐体後ろ側の穴に通す。
2. ビデオカードを前側に持っていきポートを所定の位置にセットする。
3. ビデオカードの後端を持ち上げ、ライザーカードをセットする。
4. 電源ボードと繋ぐステーを取り付けネジ留めする。この際、ネジ穴のガタ分でカードと電源ボードの間隔が開く方向にセットする。
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ポート
元のブラケットは当然ながらそのままでは使えません。そのためポート部の固定がやや甘くなりますが、特に問題なく使用できます。コネクター装着時に余分な力がかからないよう注意すれば大丈夫でしょう。
また、VGAポート使用時にネジが一つ使用できないのも少々気になるところ。どちらにしろツインモニターは非対応なので、気になる方はDVIポートにDVI-VGA
アダプターを使用するとよいでしょう。
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ROMアップデート
Quartz
Extreme Checkでも、「Display 1 is accelerated」と表示されこれにて一件落着、Quartz
Extreme対応となりめでたしめでたし・・・
と思いましたが何か変です。描画性能がイマイチ。Quartz Extremeの証、カーソルの陰を拡大してみてみると、何と陰が出ていない!
ROMアップデートが必要でした。ATIのサイトからダウンロードしましょう。インストールにはOS
9環境が必要です。また、ドライバーのインストールも忘れずに。
これで、いよいよQuartz Extremeによる快適描画が楽しめます。写真は陰の出たカーソル。(実写です。カーソルはデスクトップピクチャーには写らないんですね)
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ビデオカードの入手(2003/9現在)
本カードは一般に市販されていたカードですので、OEM品と比べると入手はしやすいと思います。とは言え、既に販売は中止されていますのでどこでも手に入るものではありません。
Vintage Computer では、本カードとCube用に加工済みのカードを販売中です(2003/9現在)。
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