G2 Mac で1GHzにチャレンジ(2004/6月)

本記事掲載当時、G2 Mac を1GHz化する製品は存在しなかったのでこの改造を行いましたが、その後 G2 Mac用G3/1GHzカードがPowerLogixより製品として発売されました。性能的には本改造と同等ですが、価格・冷却ともに製品版の方が有利ですので、こちらをお薦めいたします。

 根強い人気のG2 Power Mac。念のため解説しておくと、別名PCI Power Macとも呼ばれるベージュ筐体のモデルでG3より1 Generation 前のモデルである。機種名としては、Power Mac 7300, 7500, 7600, 8500, 8600, 9500, 9600 辺りになる。CPU的には、PPC 601 100MHz から604e 350MHz まで。G2 Mac のCPU アップグレードとしては、長い間Sonnet Crescendo/PCI G4 800MHz が最高峰として君臨してきた。2002年7月の発売なので、2年近くこの状況が続いていることになる。
 CPUが2世代も新しくなるため性能アップは著しいが 、ここまでくればなんとか1GHzの声を聞きたいところだ。しかし、今のところそうした製品は販売されていない。そこで既存のパーツを使って1GHz越えにチャレンジする。

1GHz

1. 1GHz越えの計画
主役となるCPUカードは、PowerLogix Zif 750 GX 1GHz カード。これでピンときた方が多いだろう。ZIFタイプのCPUカードを、G2 Macで使うためのZIF キャリアカードを使って、1GHzを狙うわけだ。果たして起動してくれるか? また、750 FX 900MHz カードもテストしてみる。

ベースマシンのスペック

項目
仕様
解説

ベースマシン

Power Mac 7600/180MHz デスクトップ筐体
OS
Mac OS 9.1 Apple 公認の最終OSを選んだ。これでOKなら、OS Xも問題ないはず。
メモリ
512MB (128MB 4枚) インターリーブあり
その他
SCSI 4.3GB HDD、PCI カード無し。 無用なトラブルを避けるため、標準に近い構成とした。

2 物理的な干渉

キャリアにZIFカードを載せ、その上に放熱板、必要があればその上にファンを乗せるわけで、かなりの高さになる。高クロックカードだけにできればファンで冷却したいが、物理的にはかなり厳しい。今回は、以下のメニューを用意した。
大型ヒートシンク+ファンはデスクトップでも収まらないが、筐体を開いた状態では装着動作せられるので、テストケースとして用意した。

 

構成
高さ
物理的干渉
7300, 7500, 7600,
8600, 9600
8500, 9500
小型ヒートシンク
25mm
OK
OK
小型ヒートシンク+ファン
35mm
ギリギリ干渉
NG
大型ヒートシンク(ベージュG3用)
34mm
OK
NG
大型ヒートシンク+ファン
44mm
NG
NG


3. いよいよ起動

上写真のベージュG3用大型ヒートシンクを装着した状態で、起動してみる。あっけなく起動音がして起動が始まる。ドライバーのCPU Directorが読み込まれクロックが表示。450MHzで動作しているようだ。起動後、いよいよCPU Directorで1GHzに設定してみる。さて、その結果は次ページをどうぞ!

その2 結果