G2 Mac で1GHz越えにチャレンジ その2


4. 起動成功! しかし・・・

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解説

ついに1GHzで起動した。CPU Speed が1001MHzと表示され、1GHzを越えているのが何となく嬉しい(^_^;)。

 

CPUディレクターで表示。尚、純正のシステムプロフィールやGage Proなどでは、でたらめなクロックが表示される。

 

ところが!

 

しばらくするとFinderがクラッシュ。さらにフリーズ。安定しないようだ。原因は?

原因は熱暴走だった。そこで小型のファン付きにしたところ、1GHzで安定動作した。
このファンは、筐体と干渉することから現実には装着は難しい。今回はテスト目的のため、筐体を開けたままの状態で装着する。

各仕様でテストした結果を次に示す。

後日トライした比較的簡単に実施できる冷却対策の実例を2例下に紹介した。

 

5. 冷却仕様別テスト結果

1GHzで安定動作させるには、大型ヒートシンク+ファンが必要だった。大型ヒートシンクのみでは、安定させるには850MHzまでクロックを落とす必要があった。また、900MHzの750FXCPUでは、大型ヒートシンクのみで900MHzで安定動作した。
尚、本テスト結果は弊社の一環境での結果であり、環境が異なれば当然結果も異なると予想される。改造実施に際しては、環境に応じた冷却対策が必須である。

CPU
クロック
冷却
結果
750GX
1GHz
大型ヒートシンク+ファン
安定動作
750GX
1GHz
小型ヒートシンク+ファン
起動中にフリーズ
750GX
1GHz
大型ヒートシンクのみ
比較的短時間でフリーズ
750GX
900MHz
大型ヒートシンクのみ
ほぼ安定するが、時にフリーズ
750GX
850MHz
大型ヒートシンクのみ
安定動作
750FX
900MHz
大型ヒートシンクのみ
安定動作

 冷却対策の実際を2例

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解説

デスクトップ筐体のドライブベイの後ろに大型のファンを装着してみた。ここの壁には通風口が開いており、大きめのファンならここから十分冷却できる。80mmファンの効果は抜群、ただしかなりうるさくなってしまった。50mm程度のファンでもOKではないかと思う。

 

キャリアカード上の鉄板を外して、ヒートシンク上部にファンを装着した。比較的簡単に設置できる。
効率が少々悪いが、今回の環境ではこちらでも1GHzで問題なく動作した。

電源の配線は今回は別経路で通したが、矢印の壁は取り外しが可能なので、ここを通してドライブの電源から分岐すると楽。

8600/9600筐体ではアース金具を取りはずす必要があります。


 

6. ベンチテスト結果

やはり、最後はベンチテスト結果である。当然ライバルのSonnet G4/800MHzとの対決である。ついでに、900MHzの750FXも対決に参加させる。ベンチマークソフトは、ちょっと懐かしくなってしまったNorton System Info。

メーカー
CPU
クロック
キャッシュ
クロック
キャッシュ
容量
解説
PowerLogix
G3 750GX
1GHz
L2/1GHz
L2/1MB
1GHzパワーの威力はいかに? 1MB内蔵キャッシュも期待大。900MHz、850MHzでも計測した。
PowerLogix
G3 750FX
900MHz
L2/900MHz
L2/512KB
750FXは18倍設定までなので、900MHzより上の設定は不可能。
Sonnet
G4
800MHz
L2/800MHz
L3/200MHz
L2/256KB
L3/1MB
G4だが、800MHz。クロックが落ちる分をG4パワーで挽回できるか?


7. 考察

こりゃすごい! G4/800MHzに対して圧勝である。1GHzではもう少しでCPUが3000に迫る勢い!G2 Macでここまでいけるとは予想以上の効果だった。
更に注目すべきは、750FX 900MHzの健闘ぶり。 G4/800MHzに大差を付けるとともに、750GX 1GHzにも迫るスコアを叩きだしている。1GHzパワーは魅力だが、上述したようにG2 Macでは熱対策が必須である。750FX 900MHzではその必要性が小さいので、こちらを選択するのも有効かもしれない。
また今回OS Xではテストをしていないが、ベージュ/青白G3 + 750GX 1GHzではOS Xの方が発熱が小さくより安定している。G2 MacでもOS Xの方が、安定動作が期待できるかもしれない。
尚、 Norton System Info では、G4のAltivecの効果が反映されない。そのため、PhotoshopやMP3 エンコード処理などでは、結果が逆転することも考えられる。この結果は、Altivec非対応のソフトでの処理能力を代表していると考えて欲しい。

8. パーツの入手

この改造の最大の鍵は、現在は入手困難なキャリアカードの入手にあります。そこで、Vintage Computerでは限定数ながら、キャリアカードとCPUカードのセット販売を開始しました(2004/6月)。750GX 1GHz + キャリアカードと、750FX 900MHz + キャリアカードの2種類を用意しております。尚、本テスト結果でもおわかりの通り、特に750GXは環境に応じた冷却対策が必須です。その点を十分ご承知の上、御購入ください。冷却対策が不安な方は、750FX 900MHzキットをお薦めします。

その1 計画編