PowerLogix Cube用 7447/7457 G4 CPUアップグレードカードの日本語解説

付属のCDに、PDFの英語マニュアル及び、ムービーファイルが収録されていますので、ご確認ください。本日本語解説書は、英語マニュアル 03-29-05版を元に解説しています。製品にはこれより古いマニュアルが付属している場合もありますので、こちらよりダウンロードください。
また、付属のマニュアル及び本解説書は、最新でない場合もあります。PowerLogixより最新のマニュアルとドライバーソフト(CPU Director)をダウンロードください。


1. 対応機種・OS (P.2)

PowerMac G4 Cubeです。
7457 CPU
OS X 10.2.8以上に対応します。作業には、付属のCD、プラスドライバー、マイナスドライバー、T-10 トルクスレンチが必用です。Mac OS 9.2.2 ではシングルCPUとして動作します。

7447 CPU
OS X 10.3.5以上に対応します。作業には、付属のCD、プラスドライバー、マイナスドライバー、T-10 トルクスレンチが必用です。Mac OS 9.2.2 ではシングルCPUとして動作します。

 
2. Firmware の確認 (P.3)

システムプロファイラ上で、「ブート ROM のバージョン」を確認します。バージョンが4.1.9であれば、3へ進みます。4.1.9以前のバージョンであれば、こちらの指示に従って、純正Firmwareのアップデートを行います。

 
3. PowerLogix 7447/7457 Firmware アップデート(P.3-P.4)

CPUカードを交換前に、以下の手順でPowerLogix 7447/7457 Firmwareアップデートを行います。

1. 電源の入った状態で付属のCDをCubeに挿入します。
2.  電源を落とします。
3. プログラマーボタンを押したまま、電源ボタンを押します。電源ランプが点滅を始めますので、素速くキーボードのCキーを押してください。CDより起動し、Open Fimware 画面が表示されます。
(本作業は素速い操作が必要で、場合によってはうまくCDから起動できない場合があります。その場合は、3で起動ディスクを本CDに選んだ後に終了してください。この手順の場合、Cキーを押さずにCDから起動できます。)
4. 7457 Firmware  アップデーターの初期画面が表示されます。初期画面には1〜7のメニューがあります。
  「Install all 7447/7457 patches」 の4を選びます。アップデートが開始され、パッチのインストールが完了したと言う意味の "Patch completed successfully!" と言う表示が出たら完了です。 改めてメニューが表示されますので、Shut Downをを選び、終了します。

注意事項; 本パッチをインストール後も、ノーマルCPUは通常通り動作します。CPU交換後はOS Xでは10.2.8(7457)/10.3.5(7447)以降のみの対応となります。

Firmwareアップデートが成功しているかどうかの確認方法
Firmwareアップデートが完了していないと、全く起動ができません。起動できない場合は、以下の方法でアップデートが完了しているかどうかご確認ください。
Firmwareアップデート完了済みの場合;メニューにRemove 7457/7447A enable patch. という項目が現れます。
Firmwareアップデートされていない場合;メニューにApply 7457/7447A enable patch. という項目が現れます。

「Remove 7457/7447A enable patch.」が 現れるのに、起動できない場合一度このメニューを選んで、パッチを取り除いた後、再度アップデートをかけてみてください。

 
4. Mac OS 9.2.2 の対応について(P.4)

Mac OS 9.2.2 を使う場合は、再度CDから起動してパッチをインストールする必用があります。今回は、プログラマーボタンを押す必用はありません。
5キーを押して「5. Set up NVRAM for booting into Mac OS 9」 を選びます。
システムフォルダ/機能拡張/Multiprocessing フォルダ内の「CPU Plugins」ファイルを取り除いておく必用があります。(ノーマルCPUでは必用になりますので、システムフォルダ外の任意の場所に保管されることとをお薦めします。)

注意事項; PRAMをクリアした場合、OS 9用のパッチもクリアされてしまいます。その場合、再度この作業を行う必用があります。
 
5. CPUカードの取り付け(P.5-P.22)

マニュアルのP.5〜P.22に従って、カードの交換を行います。以下の点にご注意ください。
・CPUカードからの配線は、モデムとVRMの間にあるADC28Vコネクターに接続します。元の配線は外して、配線が分岐しているので、そこからビデオカードのライザーカードへ配線を接続します。
・ファンの配線は、VRMのコネクターに接続します。(P19参照)

 
6. CPU Director による設定

CPU カード装着後、起動可能です。起動後、CPUディレクターにより動作クロックを設定します。CPU Directorのフォルダーをアプリケーションフォルダー等にドラッグし、HDD上にコピーします。CPU Directorのフォルダー内のCPU Directorを起動すると、必用なファイルがインストールされます。

7447 CPUでは、CPU Director のDFSとPower Management 機能を使用することにより運用温度が大幅に低下します。これらの機能は、OS X 10.3.9以降で有効となります。ご利用頂くことを強くお勧めします。

CPU Directorの「System Profile」のタブをクリックして、動作クロックとキャッシュの状況を確認できます。アップルシステムプロファイラーでは誤表示される場合がありますので、必ずCPU Directorで確認ください。

Option 設定について
Speculative Access
通常OFFを推奨。拡張カードとの相性問題がある場合、オンにすることで改善する場合があります。
Dynamic Power Management
オンでは、CPUがアイドル状態の時にCPUがほぼ停止となります。CPU温度を下げる効果があります。熱暴走等の兆候がある場合は、オンとしてください。

 
6. トラブルシューティング

動作しない場合初期不良が疑われますが、初期不良以外でも様々な原因で動作しない場合があります。以下、トラブルシューティングにご活用ください。

1. 電源が入るのみで、起動音もせず全く起動しない。
Firmwareのアップデートが正しく行われていない場合、全く起動しません。AppleのFirmware アップデートで4.1.9にした上で、付属のアップデーターでアップデートする必要があります。2〜3を再度お読みの上、Firmwareのアップデートを確実に行ってください。
また、他社製のFirmware アップデートがインストールされている場合、一度Remove後、付属のFirmware アップデートをインストールする必要があります。

2. OS Xは正常だが、OS 9が動作しない。
OS 9のパッチが正しくインストールされていないと、 OS 9で起動できません。また、PRAMをクリアすると、OS 9のパッチが消えてしまい、 OS 9で起動できません。同じ理由で、内蔵バッテリが消耗していると、OS 9のパッチが消えてしまい、 OS 9で起動できません。4を再度お読みの上、OS 9のパッチのインストールを確実に行ってください。
また、「CPU Plugins」ファイルを取り除いておく必用があります。

3. 起動はするものの、不安定
OS Xでは、システムキャッシュ、カーネルキャッシュをクリアすることにより、解決する場合があります。ユーティリティソフト Onyxを使用することで、 システムキャッシュ、カーネルキャッシュを簡単にクリアできます。
CPU Dierctoreが正常動作しない場合があります。一度、アンインストールを行って、改善しないかご確認ください。

4. その他全般
メモリの相性問題で、起動不良、不安定などの問題が起きる場合があります。メモリを一枚ずつ装着し、改善しないかご確認ください。あるメモリを装着した場合のみ問題が発生する場合、 そのメモリは使用しないでください。(高速 CPUで、メモリの応答遅れを許容できなくなるため発生する現象です。)
VRMバイパス用のケーブルが、正しく接続されているか、ご確認ください。
電源ボード、ロジックボード上の電源回路等、ACアダプタの劣化等で、CPUアップグレードカードに必要な電力が供給できなくなっている場合、起動不良、不安定などの問題が起きる場合があります。この場合は、劣化部位の交換が必要になります。

上記をご確認いただいても問題解決しない場合、弊社のテクニカルサポートまでご相談ください。