Mac Pro Early 2009 スペック、改造メニュー
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Mac Pro Early 2009 スペック、改造メニュー |
概要 | 大きなタワー型筐体で、拡張性の高さは抜群。Mid 2010, Mid 2012と共通の仕様が多く、多くのパーツで互換性がある 。 macOS Sierra 10.12 では、非対応機種となってしまったが、専用ツールでMid 2010相当にFirmwareをアップデートできる。これにより、macOS Sierra 対応やMid 2010, Mid 2012用のCPUの利用が可能になる。 |
販売時期 | 2009/3/3〜2010/7/27 |
機種ID
モデルナンバー |
MacPro4,1 A1289 EMC 2314 |
製品番号 | MB871J/A 2.66GHz 4 Core MB535J/A 2.26GHz 8 Core |
CPU | 2.66GHz 4 Core Xeon W3520, Turbo Boost 2.93GHz 2.93GHz 4 Core Xeon W3540, Turbo Boost 3.2GHz(BTO/CTO) 3.33GHz 4 Core Xeon W3580, Turbo Boost 3.6GHz(BTO/CTO) 2.26GHz 8 Core Xeon E5520 x2, Turbo Boost 2.53GHz 2.66GHz 8 Core Xeon X5550 x2, Turbo Boost 3.06GHz(BTO/CTO) 2.93GHz 8 Core Xeon X5570 x2, Turbo Boost 3.33GHz(BTO/CTO) |
メモリー | 4 Core モデル 規格: : DDR3 PC3-8500 1066MHz ECC スロット数: 4 公称最大: 16GB (4GBx4) 実際最大: 56GB (16GBx3+8GB) 8 Core モデル 規格: : DDR3 PC3-8500 1066MHz ECC スロット数: 8 公称最大: 32GB (4GBx8) 実際最大: 128GB (16GBx8) |
グラフィックス | NVIDIA Geforce GT 120 512MB, PCI Express 2.0 x16 Radeon HD 4870 512MB, PCI Express 2.0 x16 |
ストレージ | 3.5” SATA 2 HDD, 3Gb/s ベイ数: 4 |
光学ドライブ | 18x DL SuperDrive, 5.25” SATA ベイ数: 2 |
Wi-Fi | 802.11n |
Bluetooth | Bluetooth 2.1+EDR |
対応OS | OS X 10.5.6~10.11.6 |
ポート | Mini DisplayPort x1 DVI x1 USB 2.0 x5 FireWire 800 x4 Gigabit Ethernet x2 Sound In x2 Sound Out x2 |
改造メニュー1 | メモリー増設 アップル公称最大メモリ以上のアップグレードが可能。アップル公称では1枚あたり4GBが最高だが、8GBや16GBメモリも使用可能。 4 Coreでは、16GB 3枚と8GB 1枚で56GBまで増設できる。64GB装着すると、起動途中でフリーズしてしまう。 8 Coreでは、OS X 10.8.5までは96GB、10.9以降128GBまで使用できる。10.8.5までは、128GB装着しても実際に使用できるのは96GBだったが、10.9以降解消している。 Unbuffered, Registered 共に対応しているが、混在はできない。大容量搭載時は、Registered がお薦め。1333MHzメモリもまったく問題なく使用できる(動作は1066MHz)。 |
改造メニュー2 | ビデオカードアップグレード 各種ビデオカードが販売されたが、以下が2017/3現在入手できるお薦めのカード。 Sapphire Radeon HD 7950 3GB Mac Edition 2017/3現在、新品が入手可能。OS X 10.10.4以降 4K(3840x2160)@60Hz表示に対応。 ATI Radeon HD 5870 1GB Graphics Card Mid 2010の純正ハイパフォーマンスオプション。2017/3現在、中古品が入手可能。 ATI Radeon HD 5770 1GB Graphics Card Mid 2010の標準カード。Early 2010標準のGeforce GT 120よりもはるかに高性能。ただし、Early 2009のRadeon HD 4870と比較すると、ビデオメモリーは倍だがGPU性能では劣る。2017/3現在、中古品が入手可能。 |
改造メニュー3 | SSD交換 標準ベイに2.5-3.5アダプターを使って、2.5" SATA 3 SSDを装着できるが、最大速度が300MB/secとなってしまうため、お勧めできない。 SSDを搭載できるPCI Express カード 最大550MB/secの性能を発揮。1台のSSDを搭載できるVelocity Solo x2 と2台搭載できる Velocity Duo がある。Velocity Duo はRAIDにより、最大800MB/sec。 Velocity Solo x2 には、SATAポートがついているので、マウントキットでもう1台SSDを搭載することも可能。 PCIe SSD+PCI Express アダプター 2015年各モデルに使用されているPCIe SSDは、1.5GB/secの速度を発揮する超速SSD。これをPCI Express アダプターを利用して、本モデルでも使用できる。速度も、フルスピード発揮できる。 |
改造メニュー4 | Firmware アップデート(詳細記事) 「Mac Pro 2009-2010 Firmware Tool」を使用することで、Mid 2010用のFirmwareアップデーターを適用可能になる。これにより、機種IDは「MacPro5,1」とMid 2010相当になる。これによりOS X 10.11.6までの対応だったのが、10.12以降もインストール可能となる。また、Mid 2010用の6 Core CPUも使用可能になる。 当然、OS X 10.5.6~10.6.3は使用できなくなり、付属のシステムディスクは使用できなくなるので注意。 |
改造メニュー5 | CPUアップグレード CPUは交換可能。ただし、Mid 2010モデルで使用されている6 Core CPUは使えないが、改造メニュー4のFirmwareアップデートを適用することで使用可能になる。 シングル CPUモデルは6 Core 3.46GHzまで、デュアル CPUモデルは12 Core 3.46GHzまでアップグレード可能。 なお、プロセッサーボードまで交換すれば、シングル CPUモデルでも12 Core 3.46GHzまでアップグレード可能。 なお、シングルCPU 6 Coreにアップグレードした場合は、メモリも1333MHzで動作する(要NVRAMリセット)。デュアル CPU 12 Coreにアップグレードした場合は、1066MHzのままとなる。 |
改造メニュー6 | ワイヤレスカード 純正ではWi-Fi 802.11n, Bluetooth 2.1+EDR だが、2017/3現在最新の802.11ac, Bluetooth 4.0にアップグレード可能。完全内蔵タイプとアンテナとケーブルが外に出るPCIeカードがある。802.11acは、3本アンテナ仕様のため、理論最大速度は1300Mbpsとギガビット超えとなる。 iMac純正カードを利用するため、OS X 10.10 Yosemiteからの新機能Handoffも利用可能に。また、macOS 10.12 Sierraからの新機能のApple Watchによる自動ロック解除にも対応可能。 OS X 10.11 より、Handoff 対応と表示されるものの機能しない問題が発生しているが、CATお適用することで解消できる。 |
改造メニュー7 | 光学ドライブの追加 Mac Proは2台の光学ドライブベイがあるので、もう一台追加するのもお薦め。これにより、ディスクからディスクへのコピーが簡単に。 トレイベゼルが細い純正がお薦め。 |
改造メニュー8 | USB 3.0カードの追加 今では必須となったUSB 3.0。タワー型Mac Proで最も欠けている部分。PCI Expressカードで追加可能。OS標準ドライバーで動作するカードがお薦め。 |
修理メニュー | 電源交換 本モデルでトラブルが多いのが電源。電源が入らなくなった場合、電源故障の可能性大。Mid 2010, Mid 2012用と互換性がある。 中古品、Refurbished品(再生品) |
お薦めパーツ | 純正パーツ ビデオカード CPUアップグレード PCIe SSD 802.11ac/Bluetooth 4.0 ワイヤレスカード 内蔵型、PCIeカード |