Mac Pro Early 2009-Mid 2012用 Wi-Fi 802.11ac Bluetooth 4.0 アップグレードカード取り付け方法

1. 本キットは、Mac Pro Early 2009, Mid 2010,Mid 2012 用の802.11ac, Bluetooth 4.0アップグレードカードです。OS X Yosemite上でHandoffも使用可能になります。


キット内容

・ワイヤレスカード: Broadcom BCM94360CD

・Mini PCIe アダプター

・Bluetooth 延長ケーブル

・アンテナ延長ケーブル

・取り付けネジ 小 2本, M2 1本

・絶縁チューブ

2. サイドカバーを開け、下部のレバーを起こし、CPUボードを取り出します。

3. Wi-Fi カードスロットと、Bluetooth カードの位置を確認します。

4. アンテナケーブル3本を取り出します。フレームの奥に入っています。絶縁チュブを取り外します。

ケーブルには、1, 2, 3 のラベルが貼ってあります。

既に、Wi-Fi カード(Air Macカード)が装着されている場合は、取り外します。アンテナ線も外しておきます。

5. Bluetooth カードから、ケーブルとアンテナ線を取り外します。左側のケーブルは、両側のコネクタを外します。アンテナ線は、カードから取り外しクリップからも外しておきます。
Bluetooth カード自体は、取り外す必要はありません。

6. キットのワイヤレスカードに、アンテナ線3本を取り付けます。

A0端子:アンテナ線1
A1端子:アンテナ線2
A2端子:アンテナ線3

コネクタ位置を正確に合わせて、押し込みます。

7. ワイヤレスカードのA3端子に、アンテナ 延長ケーブルのアンテナコネクタ(白コネクタが付いている方のアンテナ線)を取り付けます。

8. Mini PCIe アダプターにワイヤレスカードを装着します。裏側からネジ(2本)で固定します。

9. Bluetooth 延長ケーブルの白コネクタをMini PCIe アダプターに接続し、Wi-Fi カードスロットに挿し込みます。

M2 ネジ1本でMini PCIe アダプターを固定します。本来はネジ2本で固定するようになっていますが、本カードは1本で固定します。

10. Bluetooth 延長ケーブルを真ん中のフレームの下側を通し、Bluetoothカードの方へ取り回します。

アンテナ線を接続する前に、予めアンテナ線に絶縁チューブを通しておきます。アンテナ 延長ケーブルとアンテナ線を接続し、絶縁チューブを被せます。クリップにアンテナ線を固定します。

Bluetoothカード左のコネクタに、Bluetooth 延長ケーブルの4ピンコネクタを装着します。

【重要・注意】
アンテナ延長コネクタは、構造上破損しやすいので、取り扱いには最新の注意が必要です。また、一度取り付けると、破損せずに取り外すことは困難です。

コネクタの嵌合にはある程度力が必要です。素手での取り付けは、余分な力により破損の原因となる場合があります。適切なサイズのミニプライヤー等を使用し、斜めの力がかからないよう嵌合させてください。

コネクタ部には、半田の盛り上がりが少々ございますが、これは仕様です。半田により、コネクタが装着しにくい場合がありますが、本体ケーブル側のコネクタの割れ目部分に合わせることで、装着が可能です。

絶縁チューブは必ず接続前に通しておいてください。もし、絶縁チューブを通し忘れて接続してしまった場合は、アンテナコネクタを外さずに、絶縁チューブは使用せずテープで絶縁することをお薦めします。
作業中のアンテナ延長コネクタの破損は、保証対象外となります。丁寧に作業してください。
もしも、破損してしまった場合、単品での購入をご検討ください。

11. Bluetooth 延長ケーブルは、取り付け性のためやや長めになっております。CPUカードと干渉しないように、画像のように取り回してください。

CPUカードを取り付け、サイドドアを装着して、取り付け完了です。

12. OS X 10.8.4以降でWi-Fi 802.11ac, Bluetooth 4.0として動作します。

OS X 10.10 Yosemiteでは、新規のHandoff, Instant Hotspot が使用可能です。
kextの改変など必要なく、取り付けのみで動作します。


13. システム環境設定のBluetoothより、Bluetooth機器に接続してください。

場合によっては、接続に失敗し何度やり直してもうまく行かない場合があります。その場合は、「Bluetooth 設定アシスタント」より設定してください。「Bluetooth 設定アシスタント」は、以下から起動できます。

システム/ライブラリ/CoreService/Bluetooth 設定アシスタント

こちらも参考にしてください。


14. 本キットの取り付けに自信が無い場合、協力店Spirica に依頼されることをお勧めします。

弊社からの購入パーツは、作業料が10%引きとなります。

本キットの保証は、到着後2週間の初期保証のみです。本製品に不良がある場合に、本製品に対してのみ適用されます。
 本キット取り付けに際し、取り付けたマシンなどにいかなる損害が発生した場合も、Vintage Computerは賠償責任を負いません。

 本条件に不安を感じる場合は、上記取り付けサービスを利用されることをお勧めします。