Mac Pro Early 2008 スペック、改造メニュー
Mac Pro Early 2008 スペック、改造メニュー | |
概要 | 大きなタワー型筐体で、拡張性の高さは抜群。Early 2009, Mid 2010, Mid 2012とは、外観はそっくりだが、アーキテクチャーは大きく異なっている。 Mac Pro 2006, 2007モデルとアーキテクチャーは共通点が多いが、EFIは64bit。そのため、OSもOS X 10.11まで対応し、高性能ビデオカードも利用可能。 |
販売時期 | 2008/1/8〜2009/3/3 |
機種ID
モデルナンバー |
MacPro3,1 A1186 EMC 2180 |
製品番号 | MA970J/A 2.8GHz 8 Core MB535J/A 2.26GHz 8 Core |
CPU | 2.8GHz 4 Core Xeon E5462x1(BTO/CTO) 2.8GHz 8 Core Xeon E5462x2 3.0GHz 8 Core Xeon E5472x2(BTO/CTO) 3.2GHz 8 Core Xeon E5482x2(BTO/CTO) |
メモリー | 規格: : DDR2 PC6400 800MHz ECC スロット数: 8 公称最大: 32GB (4GBx8) 実際最大: 64GB (16GBx8) |
グラフィックス | Radeon HD 2600 XT NVIDIA Geforce 8800 GT 512MB(BTO/CTO) NVIDIA Quadro FX 5600 1.5 GB(BTO/CTO) |
ストレージ | 3.5” SATA 2 HDD, 3Gb/s ベイ数: 4 |
光学ドライブ | 8x DL SuperDrive, 5.25” IDE ベイ数: 2 |
Wi-Fi | 802.11n(オプション) |
Bluetooth | Bluetooth 2.0+EDR |
対応OS | OS X 10.5.1~10.11.6 |
ポート | DVI x2 USB 2.0 x5 FireWire 800 x2 FireWire 400 x2 Gigabit Ethernet x2 Sound In x2 Sound Out x2 |
改造メニュー1 | メモリー増設 メモリーは、2枚セットでの交換が必要。FBDIMMは発熱が大きく、必ず放熱板付きとなる。薄い放熱板のメモリーもあるが、純正同様の厚い放熱板付きのメモリーがお薦め。 アップル公称最大メモリ以上のアップグレードが可能。アップル公称では1枚あたり4GBが最高だが、8GBメモリも使用可能で64GBまで増設可能。 |
改造メニュー2 | ビデオカードアップグレード EFI 64bit, PCI Express 2.0対応のおかげで、Early 2009-Mid 2012用のビデオカードが使用可能。以下が2017/3現在入手できるお薦めのカード。 Sapphire Radeon HD 7950 3GB Mac Edition 2017/3現在、新品が入手可能。OS X 10.10.4以降 4K(3840x2160)@60Hz表示に対応。 ATI Radeon HD 5870 1GB Graphics Card Mid 2010の純正ハイパフォーマンスオプション。2017/3現在、中古品が入手可能。 ATI Radeon HD 5770 1GB Graphics Card Mid 2010の標準カード。標準のRadeon HD 2600 XTよりもはるかに高性能。 |
改造メニュー3 | SSD交換 標準ベイに2.5-3.5アダプターを使って、2.5" SATA 3 SSDを装着できるが、最大速度が300MB/secとなってしまうため、お勧めできない。 SSDを搭載できるPCI Express カード 最大550MB/secの性能を発揮。1台のSSDを搭載できるVelocity Solo x2 と2台搭載できる Velocity Duo がある。Velocity Duo はRAIDにより、最大800MB/sec。 Velocity Solo x2 には、SATAポートがついているので、マウントキットでもう1台SSDを搭載することも可能。 フルスピードを発揮させるためには、PCIe 2.0 x16 スロットに装着の必要がある。 PCIe SSD+PCI Express アダプター 2015年各モデルに使用されているPCIe SSDは、1.5GB/secの速度を発揮する超速SSD。これをPCI Express アダプターを利用して、本モデルでも使用できる。ただし、PCIe 2.0 x16 スロットに装着しても、なぜかフルスピードは出ず最大800MB/sec程度に留まってしまう。 |
改造メニュー4 | macOS Sierra アップデート OS X 10.11 El Capitanまで対応しているが、macOS Sierraには残念ながら対応していない。macOS Sierraをアップデート可能にするぱちツールが公開されている。(記事) Wi-Fiが非対応となってしまうが、改造メニュー6のアップグレードを行うことで、対応可能。 |
改造メニュー5 | CPUアップグレード CPUは交換可能。純正最高峰の3.2GHz 8 Coreにアップグレードできる。4 CoreモデルにもCPUソケットは2つあり、放熱版の追加で3.2GHz 8 Coreにアップグレード可能。 3.2GHz X5482でも、本機で使用できるのはSLANZ表示のあるものだけなので、注意を要する。 E5492 3.4GHzが使用できるというネット情報もあるが、実際には使用できない。 |
改造メニュー6 | ワイヤレスカード 純正ではWi-Fi 802.11n, Bluetooth 2.0+EDR だが、2017/3現在最新の802.11ac, Bluetooth 4.0にアップグレード可能。Wi-Fi用スロットはEarly 2009-Mid 2012と同じに見えるが、Early 2008はUSBのラインが来ているが、Early 2009-Mid 2012には来ていない。このため、より簡単にアップグレードが可能となっている。 内蔵型、PCIeカード型 802.11acは、3本アンテナ仕様のため、理論最大速度は1300Mbpsとギガビット超えとなる。 iMac純正カードを利用するため、OS X 10.10 Yosemiteからの新機能Handoffも利用可能に。また、macOS 10.12 Sierraからの新機能のApple Watchによる自動ロック解除にも対応可能。 OS X 10.11 より、Handoff 対応と表示されるものの機能しない問題が発生しているが、CATお適用することで解消できる。 |
改造メニュー7 | 光学ドライブの追加 Mac Proは2台の光学ドライブベイがあるので、もう一台追加するのもお薦め。インターフェースはIDE。これにより、ディスクからディスクへのコピーが簡単に。 トレイベゼルが細い純正がお薦め。 |
改造メニュー8 | USB 3.0カードの追加 今では必須となったUSB 3.0。タワー型Mac Proで最も欠けている部分。PCI Expressカードで追加可能。OS標準ドライバーで動作するカードがお薦め。フルスピードを発揮させるためには、PCIe 2.0 x16 スロットに装着の必要がある。 |
Tips | PCI Express スロットについて 本機のPCI Express スロットは、PCIe 2.0 x16スロットが2基(1基はビデオカード装着済み)、PCIe 1.1 x4スロットが2基と変則的になっている。PCIe 2.0対応カードを使用する場合、たとえx1のカードでもフルスピードを発揮させるためには、PCIe 2.0 x16スロットに装着する必要がある。複数のカードを使用する場合は、高速カードをx16スロットに装着する配慮が必要。 |
修理メニュー | 電源交換 本モデルでトラブルが多いのが電源。電源が入らなくなった場合、電源故障の可能性大。他のモデルの電源とは互換性はない。 中古品 |
お薦めパーツ | 純正パーツ ビデオカード CPUアップグレード PCIe SSD 802.11ac/Bluetooth 4.0 ワイヤレスカード 内蔵型、PCIeカード型 |